静岡銀行のアパートローン、収益不動産融資の特徴について

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静岡銀行の収益不動産へのローンについての情報です。
※各人の属性、支店、時期によって異なりますので、提供している情報を保証していませんので、ご自身で確認してください。

 

静岡銀行のアパートローンは初心者向けで高利回りの築古物件向けです。

 

 

エリア
エリアはそれほど広くはありません。居住地と融資エリアが合致しないといけません。

 

・居住地(または勤務地):東京・神奈川・静岡・愛知・(大阪)。その他要相談
・融資エリア:東京都、神奈川県、名古屋市内、埼玉県と千葉県は東京に近いエリアのみ※国道16号線内目安

 

属性
静岡銀行が狙っているのは、東京の高額サラリーマンで、信用の高いサラリーマンが基本となります。上場企業などにお勤めの、年収700万以上が最低ラインとなります。自営業者やフリーランスの方には向いていない商品となっています。

 

 

融資期間・融資額
融資期間は、最大35年、木造原則30年以内となっています。耐用年数を超える物件にも長期の融資期間を取ることができることが画期的な取り組みです。

 

 

融資額は、年収の10倍程度というのが、基本となっているようです。
そして、オーバーローン(諸費用分も)も可となっています。※また変わる可能性はあります。
登記費用、仲介手数料、火災保険などを決済時に確定できるものについては、
オーバーローンとして借りることができるので、自己資金の回収スピードは非常に速い投資ができます。

 

 

評価方法
静岡銀行の評価方法は、基本的な考え方はオーソドックスで積算評価と収益還元評価の両方を使って評価しますが、土地値が出る物件が好まれます。例えば、土地値が売買価格の70%以上のような印象です。

 

 

土地値が低いと、静岡銀行のアパートローンだから、融資が引きやすいというのは、特にありません。
これはみなさん、誤解されているのですが、融資が承認されやすいのと希望額まで融資額が伸びるかは別物です。

 

 

 

 

特徴@:耐用年数オーバー・短い築古木造(軽鉄)にも融資がでる
 耐用年数の過ぎた物件などには、都市銀行はよほど資産家でない限り貸しませんし、 銀行としては、なかなか融資しない物件です。築古木造への融資は、日本政策金融公庫か、三井住友L&F(共同担保要)、信販(セゾンファンデックス等)しかなかったのですが、地銀が参入してくれたのはとても大きな意義があります。

 

そのため、土地値が出る物件であれば、比較的融資が出やすいですが、土地値がないと融資額が大きく削られてしまうという、いわゆる積算評価中心になります

 

特徴A:融資期間を長く取れる
 築古木造(軽鉄)にも融資するというのに関係するのが、融資期間を長くとれることです。木造でも20年融資が可能なため、築古木造投資で利回りがそこそこ取れていれば、融資期間を長く取り、キャッシュフロー投資ができる環境が整ったのです。

 

この特徴@、Aのおかげで、関東近辺の土地値の高い築古木造(軽鉄)は高値で取引されるようになってきたのが実態です。ただし、気を付けないといけないのは、他の銀行は、築古木造、軽鉄に対しては依然厳しい目で見ているため、売却となる出口では買主の借入が難しい物件であることには変わり有りません。

 

 

法人融資
静岡銀行のアパートローンは、サラリーマンが設立した資産管理法人も可になっています。

 

 

金利
金利は、3%〜です。金利は高めですが、融資スピードや築古木造まで融資しますので、仕方がないレベルです。富裕層向けのプロパーローンに関しては、金利が1%台と低くなるのですが、融資条件は、属性次第です。

 

 

まとめ
・基本は、年収が高いサラリーマン向け(700万以上)
・築古木造(軽鉄)にも長期の融資期間で融資が可能
・東京近辺で土地値が高く、収益性の高い築古木造(軽鉄)投資が好きな方に向いている

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