1法人1物件含め不正な手法の危険性(菅井敏之氏より)

1物件1法人を含めた不正な手法における危険性を伝える記事について、菅井敏之氏より転載の許可が得られましたので、不正な手法を実施ている方は、よく読んで対応していください。

 

(2017年8月29日菅井敏之ファイスブックより転載)
お金が回らなくなってきた、という方からの相談が増えてきました。古い物件を、高い金利で借りてる方、いわゆる詐欺法人スキームで多物件をお持ちの方。空室が増え、修繕費は嵩み、税金がバカ高い。皆さんいい会社にお勤めか、医師。なんでこんなの買ったの、と叫びたくなるような物件を保有されてます。

 

どういう経緯でこうなったのかを聞けば聴くほど、取り巻く方々のモラルの低さに呆れ、暗澹たる気持ちになります。講演やFBでこれらの実態をお伝えしていることもあってか、生々しい情報もメッセンジャーやメールを通してお寄せいただいています。

 

実名を暴露したい衝動にも駆られますが我慢します(笑)それにしても、今の収益不動産の販売現場はウソや騙しが横行するひどい状態になっています。わたしは銀行員としてバブル時代を経験しています。そしてそのあとの惨状も体験しました。

 

だからこそ今、その経験を通じて得たメッセージをお伝えする責任と使命があると思っています。情報発信の機会をいただければ、なるべくお応えしているのもそのためです。どうしたら止められる...かを、毎日真剣に考えています。

 

銀行協会・金融庁へのリークも試みましたが、個別の事例でないと真剣には取り合ってくれません。相談に来られた方にお願いしているのですが、皆さん大っぴらにはしたくないとのことで断られます。社会的にステータスある方がほとんどなのでお気持ちはわかります。

 

国会の金融部会で銀行の審査体制の甘さを追求してもらおうかと思ってますが、政治家のアピール材料に使われ銀行の現場を混乱させるだけかなとも思案しています。

 

 

破綻する人には共通する特徴があります。「早期撤退」が出来ないことです。これはまずいな、と思っても行動できない。先延ばししてしまう。なぜか自分は特別、誰かが何とかしてくれると思ってしまうのでしょうか。どこか他人事なのです。

 

「このまま行ったら自己破綻しますよ」と何度忠告しても、結局動かない。そしてそのままズルズル・・。そして差し押さえ、任売・競売と続いていきます。金持ち父さんを書いたロバートキヨサキさんはアメリカの人です。アメリカはノンリコースローンです。

 

つまり物件で失敗しても、自宅まで取られません。だけど日本は原則身ぐるみとられます。その怖さを大抵の人はイメージ出来ません。だから本当に声を大にして言いたいのです。安易な投資はやめましょう。きちんと自分の頭で考えましょう。銀行にウソをつくのはやめましょう。

 

ヤバいと思ったら逃げましょう。困ったら「助けてくれ〜!」と叫びましょう。

 

ある現役銀行員の方からメールが来ました。そろそろ「あぶり出し」が始まるそうです。心当たりのある方お急ぎください。

 

人生を狂わす基は北朝鮮だけではありません。
自分の心の中にあります。

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