不動産投資でwifiインターネット導入について

大家の味方:不動産投資・空室対策・リフォーム・火災保険・法人保険・バイク駐車場・トランクルーム・節税

Wifiインターネット導入

賃貸経営でインターネット設備を導入して、入居者に格安もしくは無料で利用できるサービスは標準化しつつあります。

 

インターネットで差別化していくとなると、今後は、パソコンから無線端末(スマートフォン等)で通信できる必要があります。以前であれば、自分で固定回線を引いて使う方が圧倒的多数でしたが、無料のインターネット設備を導入している物件が増えてきており、わざわざ費用を払ってまで固定回線を利用するという考えが薄れてきています。

 

しかし、まだ安定した高速通信をするためには固定回線は必須であり、固定回線を引いておけば、パソコン以外の無線端末機器でも高速通信が可能になります。

 

インターネット設備はwifi仕様に
入居者は、賃貸物件に住んだその日から高速でインターネットができる環境が必要です。それもスマートフォンでは、まだ7GBの制限もあるため、無制限かつ高速で利用したいというニーズは非常に強いものがあります。

 

また携帯の回線では、無線端末は動画の閲覧やアプリの取り込みなど、パソコン並みの使い方ができるのが特徴で、大量のデータ通信が必要です。通信量は従来型携帯電話の20倍となり現在、通信網がパンクしかかっています。すでに首都圏の一部では、混雑時にデータ通信が滞る現象も起きています。

 

そのため、賃貸物件で、高速の回線が引かれています。Wi-Fiルーターを設置しておけばパソコンはもちろんスマホ等の無線端末でも、部屋中で高速インターネットが使い放題になります。

 

携帯用の回線とは別のWi-Fi回線を使うため、圧倒的なスピードにて通信が可能になります。簡単な初期設定だけで、高速Wi-Fi回線が使い放題になることがポイントになります。

 

wifi付インタネット設備で収益が上がるか
まず、入居者の反応が良くなるので、空室対策になるのは間違いありませんが、家賃が上げられるかというとやや難しい点です。というのも、多くの物件でインターネット設備無料を謳った物件が増えているからです。

 

ただ、Wifi付で売り出している物件は少ないことから家賃アップではなく、共益費のアップで対応することで収支を良くすることを考えましょう。

 

他の物件より、高速かつWifi付きのインターネットを導入しているので、+1000円〜+1500円を既存の共益費に上乗せてしていく形になります。とはいっても共益費を5千円以上にすると高いので、そこのバランスはとっていく必要があります。

 

Wifi付インターネット設備導入における投資額
業者によって大きく差があるところです。初期費用で100万程度、ランニングとして戸あたり1500円程度取るところから、ランニングの戸あたり2000円のみというところまであります。

 

こちらについては、多くの業者と比較してください。インターネット設備導入はかなり進んできており、業者も増えて来ていることからも価格競争が起きています。

 

インターネット設備にwifiを追加した場合ですが、Wifiのルーターは5000円程度ですから、20戸でも10万程度しか上がりませんし、大量に購入する場合には、安くできることもあります。

 

今から、インターネットを導入するのであれば、Wifiを導入しておくと差別化ができます。

 

投資対利回りからするとどれくらいが限界か
物件の利回りにもよりますが、たとえば物件利回りが10%とします。

 

その場合には、インターネット設備導入コストに対して家賃もしくは共益費引き上げ額が利回りで10%になればすぐに導入していいでしょう。

 

・収入アップ予想
20戸のマンションで共益費を1500円あげられるということは、20戸*1500円*12か月=36万円/年

 

・ランニング費用
20戸のランニングの費用:800円*20戸*12か月=19.2万円/年

 

・年間の利益
収入36万-ランニング費用=19.2万=16.8万円/年

 

【初期投資に掛けられるお金】
年間利益16.8万÷10%=168万

 

となりまして、初期費用として168万の投資まではOKになります。利回りが12%必要であれば、140万までというような計算になります。

 

まとめ
投資家・賃貸経営者は、導入設備がどの程度の効果が望めて、設備導入利回りがどのくらい必要なのかを計算できるようにしておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無料メルマガ登録:大家の味方

メルマガ登録ページへ