コンテナ型バイク駐車場の弱点
コンテナのバイク駐車場も増えています。確かにニーズがありますので稼働していますが、やや弱点のある投資となりますので、積極的には勧めていない状態です。
室内型に比べると少々リスクがあるからです。
メリット
コンテナの最大のメリットは、空き地にポンと設置してしまえば、すぐに貸せることです。それはコンテナ型のトランクルームも一緒です。道路から見ても一目瞭然にものを入れるスペースとして認識しやすいので、設置する側としては、看板効果もあり取り組みやすい方法といえます。
デメリット
バイクが引火物であるガソリンを入れているため、コンテナにはいれて本当にいいのかという問題点が生じます。当然、コンテナの中にヘルメットや洋服などを置けるので便利なのですが、小さなコンテナのため、ガソリンから引火する火災のリスクが高くなります。
@コンテナの中には本来、引火物を入れてはいけない
消防の点からは、コンテナの中に引火物の入っているバイクを入れないように、指導が入る場合がありますが、現状は厳しく取り締まられていません。しかし、今後取り締まりの対象になる可能性があります。
A狭い空間で立ち焦げをおこしやすい
賃貸用のコンテナは、幅が狭いものが主流で、バイクを停めたときにコンテナの壁まで狭いものが多いです。そのため、バイクのマフラー部分に接触してやけどすることがよくあります。
コンテナの床などに落ちているものと接触して火災のリスクも高まります。
Bコンテナに載せるのに一苦労
力のある男性であれば、何の苦労はないのですが、非力な女性にしてみると道路からコンテナにスロープを渡して中に入れますが、かなりの重労働になります。エンジンの停まったハーレーなどは、本当に重いです。
そのため、立ち焦げや、ふらつきで大事なバイクを傷つけることもあるので、女性にはコンテナがやや不人気となっています。
室内型でも入口から中に停める際には、エンジンは切りますが、段差がないだけで、本当に楽になったとの声が多いのも実態です。
Cセキュリティが不安
コンテナの入口にはロック部分が3箇所以上、コンテナ内にも地上ロックがついているなど、最近のバイクコンテナは相当セキュリティが向上しています。
ただし、コンテナの置いてある場所が、どうしても人気のない場所になりがちです。窃盗団からすると監視カメラがついている若干はやりにくいようですが、バイクコンテナに人気がないので、時間を掛けて鍵を壊すことが可能です。
みなさんも物置型のコンテナを見かけると思いますが、実際に出し入れしている最中を見ることは稀かと思います。
コンテナへの人の出入りが少なく、高級バイクが入っていることがほぼ確実なバイクコンテナは、窃盗団の格好の狙う獲物となります。
コンテナがお勧めできる立地とは
人の出入りの多い場所でコンテナを設置すると、セキュリティのリスクはある程度軽減できます。
例えば、マンションの一部の敷地が余っていて、そこは居住者も通るところであれば、人の目につきやすく、窃盗団が盗みに入る可能性は減少します。マンションやアパートの敷地の一部などがよいでしょう。
まとめ
コンテナ型はややリスクのある投資ですので、室内型バイク駐車場の方が初心者向きの投資と言えます。
室内型でも他の人が入り込む余地はゼロではありませんが、バイク愛好家のみ=バイクを大事にする人しか利用していないので、逆に相互で監視あうことが、安心につながっています。
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